心が軽くなる日
久しぶりに、人の多い一日だった。
仕事は長い間一人でデータ関連、医療福祉教育行政関連、サポート関連に関わるものをやっていて、何年も人と直接関わることがほぼなかった。それが特別つらいとも思っていなかった。
ライブハウスに行った。音は大きく、人は多かった。照明の中で、ステージに立つ人たちは淡く輝いて見えた。周囲には知らない人ばかりで、会話はほとんどなかったが、同じ場所にいるという事実だけは共有されていた。
そのあと喫茶店に入った。
何気ない会話がいくつか聞こえてきた。毒も薬もない、意味を持たないようなやり取りだった。誰かを傷つけることも、持ち上げることもない。ただ時間を埋めるための言葉だった。
店員の対応も含めて、全体的に角のない空間だった。優しい世界というほど大きな話ではないが、少なくとも、警戒する必要はなかった。
帰る頃には、頭の中が少し軽くなっていた。
大人数の中にいたことと、何気ない会話に囲まれていたことが、結果的にストレス解消になっていたのだと思う。
それだけの一日だった。
しばらく忘れていた呼吸を、思い出したような気がした。