非常時じゃもったいない。政府備蓄米の実力

 



謎の米袋を開封。 袋には「令和〇年産」とシンプルな表記。まるで公文書。
この米、普段は災害用や輸出調整でしか出回らないレアキャラ。 私の台所に降臨した時点で、もうイベント感満載。研いでいると、粒はやや小ぶり。でも古米特有の香りは控えめ。 「これ…意外といけるのでは?」と淡い期待。炊飯器のフタを開けた瞬間、湯気とともに漂うのは… ほんのりとした香ばしさ。新米の華やかさはないが、落ち着いた香り。 まるでベテラン俳優の渋い演技。一口目、 食感はやや硬め。でもモチモチ感は健在。 噛むほどに甘みがじわっと広がる。 カレーにも塩むすびにも合う、安定感ある味。 これは「おいしさで攻める米」ではなく「しっかり支える米」冷めても型崩れせず、コンビニおにぎりよりも無骨に旨い。 夜はチャーハンに。パラパラ感が絶妙で、冷凍炒飯に匹敵する完成度。


政府備蓄米、見た目も名前も地味だけど、災害時はもちろん普段使いでも十分アリ。 「非常時のためだけにしまっておくにはもったいない」。 この安定感、なんだかんだでクセになるかも。


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