通院とは、人体実験であり人間観察であり、笑える知の冒険である。
移動だけで汗が止まらない。
発汗量を測れば、水1.2L/hrという驚異的なナトリウム排出イベント。脳内では熱ストレスによってアセチルコリンが乱舞している(たぶん)
車内のエントロピー、過去最大級。乗客ひとりあたりの自由エネルギー、マイナスの値を記録。目の前のサラリーマンの汗が、物理的に液相転移(気体→液体)して私のシャツに落ちた瞬間、「これはもう濃厚接触じゃなくて分子レベルの接触事故」
私はストレスモデルマウスである。
「この状態のドーパミン放出量、実験したいな…」とか考えながら、他人の不快感を浴びる。思考に対する社会的報酬、マイナス。